脳梗塞リスク評価サービスを行ってみませんか?脳梗塞リスクマーカー(A6C)検査アミンファーマ研究所

技術的背景


はじめに

脳血管疾患はがん、心疾患に次ぐ死亡率第3位の病因です1)。特に75歳以上では脳血管疾患と心疾患を合わせた循環器系疾患のリスクが顕著に増加し、年齢を重ねるにつれ、がんによるリスクを上回っています1)。

脳血管疾患の中でも脳梗塞は死亡者数において大きな割合を占める疾患であることがわかっています。また、罹患後の後遺症は麻痺、運動不能を伴うなど日常生活に多大な支障をきたし、患者のQOL(Quality Of Life)の低下を招くだけではなく介護者の心的ストレスも助長します。この脳梗塞の早期発見、予防法の開発は患者のQOLの向上に必要不可欠であるだけでなく、高度高齢化社会を迎える日本が抱える脳梗塞による人的、経済的負担を軽減するために極めて重要な課題です。

千葉大学大学院薬学研究院の五十嵐研究室では、細胞増殖必須因子であるポリアミン(プトレスシン(PUT)、スペルミジン(SPD)、スペルミン(SPM))の生理作用に関する基礎研究を通じて、 1)細胞傷害により細胞外に遊離したポリアミンはポリアミンオキシダーゼ(PAO)により酸化分解されて、極めて毒性の高いアクロレインを産生すること、2)脳梗塞患者の血中アクロレイン量及びPAO活性が脳梗塞の大きさに相関することを見出しました。

私達はこの研究成果をさらに発展させ、脳梗塞発症のリスクに関する情報を得て、脳卒中の予防や、高度高齢化社会を迎える我が国の医療に貢献できないか、と考えました。このような考えから、様々な研究開発を経て、アクロレインを主体とした血液分析による、「脳梗塞リスク評価サービス」を開始するに至りました。

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